なぜアタラに入ったの?【前編】 メンバーに聞く:入社のきっかけ、担当業務は
デジタルマーケティング支援企業であるアタラには、お客さまの広告運用やBIツールを使ったデータ活用、マーケティングなどをお手伝いするコンサルタントや、運用型広告レポート作成支援システム「glu」の利用をサポートするメンバーが在籍しています。なぜアタラを選んでジョインしたのか、入社後はどのような仕事、働き方をしているのか、メンバーに聞きました。
アタラに入社したきっかけは?
広告運用のキャリアを広げたい
ーーまずは皆さん、アタラに入社したきっかけを教えてください。入社の新しい順に、田中さんからお願いします。
田中:私はもともと実業団の陸上選手でした。引退後、広告代理店に入社し、仕事をしていく中で「もっとお客さまに価値あるものを提供できるようになりたい」と思い、転職を意識しました。
しかし、私はこの業界のことをよく知りませんでしたし、人脈もなくて、どこに転職するとよいのか分からない状況でした。その話を大学時代の友人にしたら、デジタルマーケティングの仕事をしている方を紹介してもらい「ここだったらいいのではないか」という会社を5社ぐらいピックアップしてもらいました。その候補の中にアタラがあったのです。アタラのホームページを見たら、落ち着いた雰囲気で、かつスペシャリストがいる印象を持ちました。「自分が入社するには正直ハードルが高いのでは」と思いつつも、応募してみたところ、入社に至りました。
星野:僕は高校の文化祭の実行委員会で、広報担当として、当時みんながやり始めたTwitter(現・X)を使ったところが始まりかもしれません。Twitterを使って、文化祭に集客するための施策を考えた経験から、マーケティングに興味を持ちました。大学では英字新聞編集委員会で英字新聞の編集や発信をしたり、企業のインターンで塾講師の求人サイトのWebマーケティングをしたりしていました。
卒業後は電通デジタルに入社し、Google 広告やYahoo!広告、検索広告、ディスプレイ広告のコンサルティングを担当し、Webのマーケティングが仕事になり、ますますマーケティングが、運用型広告が、好きになりました。そして「これまでやってきた自分の好きなことや得意なことを生かして仕事をしていきたいから転職を」と考えたときに思い浮かんだのが、アタラでした。もともとUnyoo.jpを読んでいて、前職でデータの活用もしていたので「自分の好きなことは全部アタラでできるのでは」と感じたのです。
小湾:僕は新卒でインターネット専業代理店に入社して、リスティング広告のプランナーとしてキャリアをスタートしました。仕事をスタートする前に、先輩から「これを読め」と渡されたのが、アタラの剛さん(代表取締役CEO 杉原剛)たちが執筆した書籍『リスティング広告 プロの思考回路』でした。
その先輩からは「まず1週間かけてこれを読んで、半年後にもう1回読んで、1年後にもう1回、1年間で計3回読みなさい。毎回気付きがあるからバイブルとして持っておくんだよ」と言われたことを、よく覚えています。この本でアタラを知り、あらためて調べてみたところ、アタラが運営するUnyoo.jpやAttribution.jp(現在はUnyoo.jpに集約)を知り、当時はUnyoo.jpをブラウザのスタートページにしていました。出勤したら、まず絶対に毎朝Unyoo.jp見てたんです。記事も読む中で「アタラは専門家集団だ」と、ずっと思って憧れていました。
2社目では、いわゆる総合代理店に転職したのですが、いろいろなメディアに触れるにつれて、あらためて「専門性を深めることは大事だ」と思うようになり、そのときにアタラへの転職が頭に浮かびました。そこで、今まで使っていなかった転職アプリを開いたら、たまたまアタラからオファーが来ていたのです。話を聞きに行き、とんとん拍子でアタラに入社を決めました。
ーー小湾さん、星野さんはUnyoo.jpの愛読者だったということですね! ありがとうございます。
専門家集団だからこそ、ジェネラリストとしてジョインしてみたかった
ーー広告ではなく、データマネジメント関連を主に担当している村田さんはいかがですか?
村田:このメンバーでは、僕だけ広告業界以外の出身で、アタラについては全然知りませんでした。その上でアタラを選んだ理由の大きな一つ目は、BIを使ったコンサルティング業務をやりたかったことです。以前は人材派遣会社にいたのですが、DX推進担当や、BIの活用拡大を旗振りするような業務を担当していて、シンプルに楽しかったのです。そのスキルを生かして、副業でデータコンサルをしていたのですが、DX推進やBI活用の、かなり手前で困っている企業が多いことが分かりました。大企業の中でそういうポジションにいるよりも、いろいろな業界のいろいろなお客さんに対してお手伝いをすることを通じて「社会に対してデータ活用文化のベースアップを図っていけたら」と思い、BIを使ったコンサルティングをしていきたい、という思いがありました。
もともと僕は、どちらかというとスペシャリストというよりもジェネラリスト志向で、今までの職歴から考えても、浅く広く、いろいろなことができるのが強みだと思っていたんです。アタラはスペシャリスト集団なので、逆張りの発想で、ジェネラリスト型の人の方がかえって活躍できるんじゃないか、というのがありました。そして、今まで自分が触れてこなかったマーケティングを主軸にしているアタラでのデータマネジメントのチームで、マーケティングの分野のデータマネジメントを極められるのではないか、と。今までジェネラリストではあったのですが、その中で何か一つ尖るものを身に付けたいと考えると「アタラは、とてもよいのではないか」と思ったのです。それがアタラを選んだ2つ目の理由です。
詳しくは、僕のキャリアストーリーを読んでいただければと思います。
ーーなるほど。また全然違う方向からの入社理由ですね。では、松澤さん、お願いします。
松澤:私がアタラを選んだ理由は、前職で外資系のプラットフォーマーでサポートを担当していたときに読んだ、アタラの岡田さん(現・アタラ株式会社フェロー 岡田吉弘氏)のブログでした。岡田さんのブログが他の読み物とは違ったのが「これはきっと今後こうなっていくだろう」といった思考が描かれているところで、そこに職人っぽさを感じました。
そして、転職サイトを見たらアタラの広告が出てきて、サポートの職種を募集していることを知りました。前職で「広告関係は面白い」と思っていたし、アタラの募集は、そこにつながる仕事でもあったので、興味を持って入社しました。
普段どんな仕事をしているの?
gluのお客さまへのサポート、開発のサポートを実施
ーーでは、皆さんそれぞれ、どんな仕事をされているのかを教えていただけますか? まずはgluサポートチームの松澤さん、お願いします。
松澤:私は運用型広告レポート作成支援システム「glu(グルー)」のサポートチームで、gluをご利用いただいているお客さまのサポートをしています。
主には、gluをご利用いただいている中での、お客さまからの質問や要望に対するやりとりを行っています。最近では営業のメンバーと、これから顧客となってくださいそうな方との面談の場に、サポートチームとして参加し、技術的な面での質問に答えたりすることもあります。
一方、対お客さまだけではなく、開発チームとのやりとりも比重が大きいです。gluで起こった事象の分析を行ったり、開発についてメディアとの連絡を行ったり。各メディアのアップデート情報などを日々チェックして、次の開発につなげることもあります。つまり、製品を維持し続けるための内部的なサポートも業務の一つです。
運用型広告の最適化を中心に、お客さまに寄り添うコンサルティングをチームで提供
ーー次は、広告運用などを主に担当する、マーケティングコンサルティングチーム(通称:マーコン)の皆さん、お願いします。
星野:僕はマーケティングのコンサルタントとして、お客さまのヒアリングや、集客支援の提案や実行を行っています。1人ではなく、コンサルティングとオペレーションの担当でチームを組んで取り組むことが多いです。そのチームのディレクションの他、新ソリューションの開発にも携わっています。
集客支援の提案では、広さ、深さを持って提案しています。広さの面では、運用型広告に限らず、いろいろな施策を広く提案しています。また、深さの面では、現行の施策を、よりよいものにしていくための最適化やソリューションを提案しています。
ーーアタラならではの「やりがい」みたいなものは、ありますか。
星野:前職の会社は規模が大きかったこともあり、やるべきことや責任範囲が明確に決まっていました。その中で深掘るのも楽しかったのですが、広がりの面で、自分としては少し物足りなさを感じていた部分もありました。アタラでは「ヒアリングや提案をどうするか」「受注してから運用をどうするか」「お客さまとのコミュニケーションをどう取るか」など、全て自分で責任を持って、自由に考えて提案できるので楽しいです。実際には、1人で行うことも、チームを組んで行うこともありますが、いずれにしろ一気通貫でやる中で「大変だ」と思うことは、たくさんあります。ただ、それを乗り越えたときは「本当によかった!」「うれしい!」と感じられます。
小湾:僕は、星野くんと同じマーケティングコンサルティングチームに所属しています。基本的には、チームが既存のお客さまに対して、どう施策を実行しているかを見ているところが、星野君と異なる点です。あとは「チームを、どう組織として進めていくか」についても日々考え、挑戦しています。挑戦には楽しさも不安も入り交じっていますが、いつも星野くんに、とても助けてもらっています。いつもありがとうございます!
星野:こちらこそ、どうもありがとうございます!
小湾:前職の専業代理店でもインターネット広告でプランナーを、次の総合代理店でもインターネット広告部門でチームを持って、いろいろデリバリーをしていたので、アタラでも同様のことをやっている、といえるかもしれません。ただ、以前は作業の代理という部分の比重が大きく「お客さまの真の意味でのパートナーになれているのか」という不安を常に持っていました。アタラでは、作業の代理だけでなく、プランしたりといった“頭脳”の部分も代理させていただいて、エージェンシーとして、しっかり胸を張って仕事できている、と実感できています。
アタラには、あまり予算額が大きくないお客さまも、大規模な予算のお客さまもいらっしゃることもあり「予算も含めたお客さまの課題、状況に、ちゃんと寄り添えているな」と、すごく感じますし面白さも感じます。逆に、お客さまの期待も大きかったり、ご要望の範囲も深かったり、広かったりするので、そこに苦戦することもありますが、日々悩みつつ、楽しみながら仕事ができています。
田中:私は、小湾さんや星野さんと同じチームに所属しています。業界歴も浅いですし、知識もまだまだ足りないところがあります。なのでまずは今、主に新規の商談の際のデータ出しのお手伝いや、広告に関しては自社の広告の運用からやらせていただいています。今、担当している媒体はGoogle 広告とYahoo!広、Microsoft 広告、Meta広告なのですが、アタラで取り扱っている媒体はたくさんあります。一つ一つの媒体の特性を理解しながら、お客さまの広告運用も担当できるように、先輩方に教えてもらいながら勉強中です。
方法・ツールを問わずデータ活用の支援を実施
ーーでは、データマネジメント関連担当の村田さん、お願いします。
村田:僕は、お客さまに対してデータ活用の支援をメインに行っています。チームとしては、データイノベーションコンサルティングチーム(通称:デタコン)という名称で、データ活用についてツール面、技術面を含めたコンサルティングや実装をチームで行っているのが特徴です。
チーム名のとおり「データによるイノベーション」を目指していて、方法や取り扱うツールを問わないところが特徴的です。メインで使うのはDomoなどのBIツールですが、それだけではなく、データベースやETLツール(収集したデータを活用しやすく加工するツール)のような、組み合わせて使わないといけないツールの導入についても関わっています。あとは「BIツールを導入したい」という相談をもらったけれど、話していくうちに「それは有償のツールではなく、Excelで十分ですね」となることもあり、その場合はデータを扱うためのExcelの講師になることもあります。フェーズの異なるお客さまに、いろいろなことをご提供している感じですね。
もう一つは、プロダクト開発にも携わっています。プロダクト開発とは、例えばマーコンの方々から「こういう仕組みを自動化するような何かがあったらいいな」といった相談をもらった場合、僕たちのチームで、その仕組みについて考えて提案します。そういった、他のチームの小さなデータ回りのお手伝いから「汎用的に使えるものに拡大しよう」という話が今、複数立ち上がっています。今までは、仲間内だけでの自由研究だったようなものが、今は組織としてプロダクトを抱えている状態になっています。
ーー皆さんはチームでお客さまの課題に向き合い、支援しているという形なのですね。
松澤:私は2014年入社して10年近くになるのですが、コンサルの皆さんは1人で一気通貫でコンサルティングを行っている印象が強くありました。最近は皆さんのお話のとおり、チーム化して動くようになっていますよね。
ちなみにサポートチームは、アタラの中でも、かなり前からチームで動いていたのが特徴です。コンビを組んだりトリオになったり、案件によっては担当が必ず2人付きます。そこでお互い協力し合うこともできるし、他のメンバーからのサポートも受けて、それでカバーし合ったりできるような環境にいるのは、チームで動く私たちの強みだと思います。
チームで、お客さまに寄り添い、コンサルティングを提供しているメンバーたち。実際に働く中で、アタラはどのような会社だと感じているのでしょうか? 後編に続きます。
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