なぜアタラに入ったの?【後編】メンバーに聞く:実際に働いてみてどうだったか
デジタルマーケティング支援企業であるアタラには、お客さまの広告運用やBIツールを使ったデータ活用、マーケティングなどをお手伝いするコンサルタントや、運用型広告レポート作成支援システム「glu」の利用をサポートするメンバーが在籍しています。前編では、なぜアタラを選んでジョインしたのか、入社後はどのような仕事をしているのか、メンバーに聞きました。
後編では、実際に働いてみて、アタラの働き方やカルチャーはどのようなものなのか、今後はどうなっていきたいのかを聞きました。
実際に働いてみてどう?
どのチーム、職種も、お客さまの役に立つかどうかが第一
ーーでは、実際に働いてみて、ずばり「働きやすさ」の面ではいかがでしょう。
松澤:前職は、責任を持って個人で自由に自分の名前で仕事をする、という会社だったのですが、アタラも同様です。かつ職人気質といいますか、プライドを持っている方が多いのも、入社の理由の一つでした。
村田:この業界で、10年もの間、1社で続けられている方って珍しいですよね。
松澤:そうですね。働きやすさに加え、やる気があれば自分で手を広げることもできて、いろいろな仕事ができるからだと思います。アタラでは決められた仕事をやるだけではなく、自分がやりたいと手を挙げたことをできる環境で、裁量も大きいと思っています。
村田:実際に働いてみて思うのは、アタラのメンバーは、技術の専門性を持っているだけではなく「それが、どうお客さまの役に立つか」を考える人が多いと感じています。
エンジニアの中には、お客さまと直接接することの少ない方や、どれだけアクロバティックで技術的に新しいことができるか、といった研究職の色合いが強い人もいるのかもしれません。しかしアタラでは、困っているお客さまに対してなんとかしたいといった思いが皆強いので、エンジニアとコンサルタントの目線が合いやすいです。それもあって実際に、エンジニアリングや企業の情報システム部門のような経験がある人がマーケ系の仕事を担当していた、ということもありますし、広告運用者やマーケターだったけれどもデータ回りの仕組みにも詳しい、という人もいます。だからこそ、社内で担当範囲やチームの垣根を越えて会話がしやすい環境ですね。
星野:その状況を前提として、僕らマーコン(マーケティングコンサルティングチーム)で、お客さまから吸い上げたニーズや課題を伝える、というところで進めやすいですよね。
小湾:ヒアリングしたものを、そのまま投げて相談できるのは、結構ありがたいです。
自ら考え、連携して、まずは実行してみるカルチャー
松澤:あと、日々の仕事において、はっきりとしない状態で進まないといけないことも多いですね。メディアの更新が突然絶え間なくやってきたりするので、その対応で何かしら起きることもあります。そういったことがあっても、お客さまのご利用に支障が出ないように、ちゃんと広げて展開し、実装していくというところでしょうか。その辺りがしっかり対応できたときは「よかった!」と手応えを感じます。
村田:とりあえずやってみる、というのは、おそらく全員に共通しているんじゃないでしょうか。だからこそ自分で考えて判断して、自信を持って提案しなきゃいけません。でも僕は、結構そこが面白いとも思っています。
星野:そうそう。そういうことは、みんな分野は違うかもしれませんが、あるんじゃないかな。
村田:よく分からないことを、なんかブーブー言いながらも手を動かして前に進める、それを楽しんでいる感じはあります。
松澤:ちょっと喜んでいる自分がいる、みたいな(笑)。
経験が少なくても安心して学べ、チームの成長に貢献できる
ーー広告運用について、まさに学びながら走っている状態の田中さんは、アタラで働き始めていかがですか。
田中:私はまだ入社して数カ月ですが、入社して一番よかったと思うことは、小湾さんも星野さんも含め、アタラの人だったらみんな知っているような基本的なことでも、私の質問に対して、すごく丁寧に答えてくださるところです。
星野:今まではサービス提供にあたって課題に対して、それぞれが自分たちの持つ専門性で解決していた部分がありました。田中さんが入社してから「ここが分かりません、こういうところを知りたいです」という初心者目線での質問をもらえるので、非常にありがたいです。
これからアタラの、このチームを成長させていく観点でいうと、田中さんのもつ疑問点は次に入社される方々もつまずくポイントだと思うので、組織としてより強く、より拡大していく上で、私たちが認識しておかなければならない部分でしょう。田中さんからは、いろいろな点で刺激や気付きをいただいています。
小湾:「確かに、このマニュアルは必要だね」という気付きがありますよね。「何を学んだ後に何を学ぶ」といった形で体系化したカリキュラムが、田中さんの入社で、どんどんブラッシュアップされています!
今後はどうしていきたい?
起業しなくても自分のやりたいことがチームで実現できる環境
ーーでは「今後アタラで何をしていきたいか」などの展望を教えてください。
村田:幅広く自分でいろいろなことができるから、起業準備をするのにいい会社だな、とは思いますけれど、そういうことを考えている人も多いのかな?
星野:以前はそれを考えたこともありますが、今は思わないですね。
村田:僕は去年くらい前まで「37歳までにスタートアップのCDO(Chief Digital Officer。最高データ責任者)になる」という目標がありました。「テクノロジーとビジネスを橋渡しするような領域の組織のトップになりたい」と思っていて。だから汎用的な知識を身に付けて、どちらのことも深く知っていて、よそに行っても活躍できるような、いわゆる、つぶしの利く人材になりたい、というのがあった。
でも今は、どこかの会社に移るとか、自分で事業を起こすということへの興味は薄いです。「結果的にアタラでそうなれている」という感覚が、すごくあるので。「どうなっていきたいか」というよりも「今の延長線上に自分がやりたいことがある」という確信があります。アタラの中で自分のやりたいことをやれることに気付いちゃった、みたいな。
星野:そうそう、僕もそうですね。
村田:アタラの中で、それができているし、もうすでに周りに詳しい人もいるし、アセットもブランドもあるから「なんか、とてもいい環境じゃない? 」という感覚です。
田中:私としては、本当にやるべきことが無限にあって、ゴールはないと感じています。アタラにはマーケティングのスキルマップがあるのですが、自分が死ぬまで頑張って働いても全部網羅できないな、と思いました。今は広告運用の部分をやっているので、まずはしっかり運用の最適化のスキルを身に付けることを目指したいです。
どんなに個人として、いろいろなことができるようになったとしても、1人でできることって、すごく限られていると思うんですよ。せっかくご縁あってアタラに入れたので、まずここで、ちゃんと会社に貢献できる人材になりたいです。
星野:僕は今、新しいことに次々とチャレンジ中です。それを1人でではなく、みんなでチャレンジしているというのが楽しいな、と感じています。
小湾:僕は、星野くんみたいに1人ででも、みんなとでも、何かやっていく人が集まった組織にしたい、とずっと思っています。
どんな人と一緒に働きたいですか?
自分から動くことができ、ポジティブに、物事をやりきれる人
ーー最後に、アタラに興味を持ってくださった方に向けて、どんな人と一緒に働きたいかを教えてください。
小湾:「絶対これ負けないぞ」とか「これが好き、自信がある!」ということを一つは持っていてほしいです。仕事の専門領域じゃなくてもいいですし、何かやり遂げた経験でもいいので。僕としては、個々人がスパイク(強みやスキル)を一つ持っていて、それが集まって大きな円になる、というのが一番強い組織だと思っています。そこに必要な人材は、何か強みを持っていたり、強みを持つために何かやり遂げたりした過程など、成功体験も失敗体験もある人がいると、心強いですよね。今いるメンバーは、そういった人材が集まってきていると思います。
なので、そういった方が入ってくれると、より強い組織になっていくんじゃないかな。知識は後から乗せることができるので、経験や考え方のほうが大切ですね。
松澤:私はサポートチームなので、お客さまが「よかった」と思えたときに喜べる人に入ってきてほしいです。あとはシステムを扱っているので、慎重さや丁寧さ、仕事のきめ細かさや配慮も大事です。何も考えずにやってしまうと、システム上でうまくいかないことが出てきて、ご迷惑をかけることも出てしまうので、丁寧に仕事をする方と一緒に働きたいです。
あと、“アタラらしさ”という意味では、自分でやりたいことを見つけて、動いていくのが好きな人。どんどんやれることはいっぱいあると思うので「自分の強みなどを生かせる場所がアタラにありそうだ」と思った人には、ぜひ来てほしいなと思います。
星野:今のお話に関連して、ちゃんとやり切る力がある人だと、よりよいです。お客さまに何かを提案するにしても実行するにしても、中途半端になってしまうと、どんなに素敵な提案だったとしても意味がなくなってしまうので。そこは、やっぱり「自分が責任を持ってやるぞ」と言えて、そこに対してちゃんとコミットできることが、非常に大事だと思います。
村田:僕は、ここまでの話を聞いて「楽しめそうだな」と思う人に来てほしいです。入社後に身に付けなきゃいけないことや、学ばなきゃいけないことがたくさんあります。「自分の成長のために」とか「お客さまの役に立つために」とか思えると、くじけそうになったときのモチベーションになる気がするので。
田中:これはアタラに限ったことではありませんが、仕事をしていたら大変なことや行き詰まることはあるので、それを全部ポジティブに捉えて楽しめるというのは大事だと思います。特にチームでやることであれば、ネガティブな状況でもポジティブにいられる人がいたほうがいいなと。
村田:コンサルの仕事って、そもそも曖昧なものを明確にしていく営みだと思うんですよね。置かれている状況もそうだし、都度やってくる仕事の要件も曖昧なものが多いです。だからこそ拡大解釈の余地もあるし、積極的な誤解も許されるし、自分で仕事をデザインできるんですよ。だから、曖昧であることを楽しめる人は向いていると思います。僕はアタラで3年働いて「これやりなさい」「分かりました」「やりました」という指示通りにやるだけというのが面白く思えなくなってしまいました。
松澤:確かに、アタラの会社としての姿勢も、別に言われたことをそのままやりなさいっていうのではなく、お客さまが「こうしたい」と言われたままに受け入れるのではなく(お客さまの最適解を見据えると)自分としては「こうがいいと思います」と言える会社な気がしますよね。それもまた心地よいかなと思うし、そういうのも仕事の面白さにつながっているかなと。
村田:あと、特定の「こうなりたい」というものがなくても、むしろいいんじゃないかと僕は思っていて。アタラに入れば予想もしなかった経験ができるので、どうなっていくかは分からないけど「自分の得意なことを見つけられそうだ」と思えたり「自分の根っこにある部分で強いものはなんだろう」と考えるきっかけに出合える場所だと思います!
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※本記事の所属、肩書きなどは記事公開時点のものです