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いつでもどこでも会社のデータが見られる「モバイル・セントリック経営」って何?

こんにちは。アタラのCEO 杉原です。

DomoというBIツールに出会って間もない頃、日本のドーモさんにお誘いいただき何度か国内外のユーザー会に参加しました。

そこで錚々たる企業の経営者のみなさんが、Domoのスマートフォンアプリでの活用方法について自慢し合ってるのを目の当たりにしました。その光景は私にとってかなり衝撃的でした。というのも、経営層がおもしろがるように使いこなすエンタープライズITシステムを今まで見たことがなかったからです。その場でDomoをリセラーとして取り扱い、ユーザーとしても使い倒してみようと決めました。

アタラがリセラーとなって早6年目になりますが、1ユーザー企業としてもDomoをかなり使い込んでいるかと思います。営業、マーケティング、サポート、経理、人事、総務などのデータはそれぞれで使うSaaSツールとDomoを連携させ、最新のデータが1時間に1回Domoに更新されるように設定されています。つまり、スマートフォンを見れば、どこでもいつでも意思決定を必要とするものが把握でき、チャットツールなどでタイムリーな指示やアクションを取ることができるようになっているのです。

スマートフォンアプリをじっくり見る時間もない!という場合は、例えば売上のような気になっている指標に、上がったり下がったり何らかの変化があったときにアラートを受け取る、ということもできます。変化がなくても見たい指標のグラフだけが毎朝など指定したタイミングに定期的に手元に送られてくる、ということもできます。情報を入手する手段は、受け手のそれぞれのニーズに合わせて選べるようになっています。

こういった環境を構築し、実際に外出先でDomoを活用してバリバリ仕事をこなしていると、「ほんとにスマホで経営してるかも」という意識が生まれました。そして、これを多くの企業や経営者にも実感して欲しいと思うようになりました。

この、スマートフォンなどのモバイル環境をベースに経営をする経営手法は「モバイル・セントリック経営」とも呼べるでしょう。

では、モバイル・セントリック経営とは何か?

モバイル・セントリック経営 = 企業の意思決定のために必要なすべてのデータがスマートフォンなどのデバイスにリアルタイムで入手でき、アクションまで完結できる

これがシンプルな定義かと思います。

このようなリアルタイムデータ環境で実現できることは多いですが、特に大きなメリットは2つあると思っています。

一つは変化に強いスピードを得られる点。今やスマートフォンはビジネスに携わっている方であればほとんど日常的に使っていると思いますので、連絡アプリや音楽アプリと同じ感覚で、会社のデータにリアルタイムでアクセスし、意思決定とアクションのタイミングを逃すことがありません。

もう一つは、強い組織文化を作れる点。会社もビジネス環境も変化していくので、一度作ったら終わりではなく、常に新しいデータを取り入れたり、例えば部門間のデータを掛け合わせるなど試行錯誤ができることが必要となってきます。これを実現しようとした場合、例えば情報システム部門など、ITシステムに詳しい人に構築を依頼することもできますが、スピード感がどうしても失われてしまう。であれば、現場に一番詳しいそれぞれの現場のメンバーが構築できれば百人力であることは間違いありません。つまり、データをみんなで活用していこうという組織文化をいかに醸成するかが成功する上でのキモになってきます。このようなことができてくると、データを元に考え、自律的に判断し動けるような強い組織となるのを、導入企業の多くで見てきました。

そこで、こういったリアルタイムなデータ活用についての実際を、Domoのアプリの画面も紹介しながらまとめたeBooksを作成しました。

Domoを使ってできること、導入フローなどについて、Domoのスマートフォンアプリで実際に見られる画面もあわせて紹介しています。ぜひご活用いただければと思います。

※この記事の情報、著者所属、肩書等は公開日当時のものです。

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