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紙書き稽古 Google スライド / パワーポイント ワーク:ナレッジハイライト2022年3月号

アタラ合同会社マーケティングコンサルティングチームの箕浦弘騎です。

ようやく少し暖かくなってきましたね。押し入れの整理をして、新しい洋服なんかも買いそろえたい気分です。

さて、今回は2022年2月に実施した「アタラ道場」を振り返ります。

◇紙書き稽古 #1

この回は中川師範による、「紙書き稽古 #1 」についての講義でした。

”紙書き”とは「Google スライド / パワーポイント ワーク」を指しており、単純にパワーポイントの操作方法を説明するのではなく、より実践的な利用方法についてお話頂きました。

紙書きスキルの必要性

広告運用担当者に紙書きスキルが必要な理由としては、以下があげられます。

  • 広告主様に対して、成果の報告と今後の施策をお話しする際に、高確率でパワーポイントを利用するため、そもそも避けては通れない

  • 広告運用は社内メンバーと連携しながら対応することも多く、パワーポイントの修正に多くの時間を要することは、自分以外の他メンバーの時間を消耗させることにもなるため非生産的

成果物作成の流れ

コンサルティング業における成果物作成の流れ

上記の表を見ると、パワーポイントによる成果物の作成は、フローの最後に来ています。いきなりパワーポイントを開くのではなく、何を伝えたいのかをぼんやりとでも想像し、情報を集め、整理する中で結論の精度を上げる、という流れになっていますね。

特に「自分は何を伝えたいのか?」を最初に想像する癖をつけることで、情報の大海に溺れることなく、必要な情報を必要なだけ集めることができますし、生産性の向上にも繋がると思います。

紙書きにおける禁じ手

一方で、上記のフローを意識するだけでは、紙書きにおける”禁じ手”を使ってしまっている可能性があります。

紙書き自体は本質ではなく付加的な作業ゆえ、以下を意識する必要性があります。これらを破ることが、紙書きにおける”禁じ手”となります。

  • なるべく時間をかけない

  • 見やすい、わかりやすい

  • 他の資料への使いまわしやすい

デザイントレンドの例

資料の見やすさという点では、デザイントレンドを抑えることも必要とのことです。例として、Web広告業界ではお馴染みの企業のロゴデザインの変遷を見てみると、とある傾向が見えて来ます。

例えば、Googleのロゴデザインの変遷については、こちらのサイトの記事で見ることができます。

立体感のあるリッチデザインから、平面的なフラットデザインへと変化していますね。このフラットデザインの明確な定義はないとのことですが、主に以下の特徴があげられます。

  • 平面的:立体感や質感が少ない、または全くない

  • シンプルなカラーリング:凹凸がなく、色使いも少ない

  • 抽象化志向:対象物をより抽象的に表現

このフラットデザインがトレンドとなった理由は様々あるそうですが、以前のトレンドであったリッチデザインは、以下のネガティブな側面がありました。

  • 安っぽく見える

  • モバイル端末ではつぶれて見える

  • ディテールにこだわったデザインはローディングに時間を要す

以上のような側面を解消し、多様な端末に効率よく、見栄えよくデザインを最適化した結果、フラットデザインがトレンドになったようです。

具体的な禁じ手を紹介する前に伝えたい紙書き5か条

次回の講義ではより具体的な禁じ手を紹介する予定とのことで、その前に、これを意識するだけでも資料の見やすさは劇的に改善するという5つのポイントを紹介頂きました。

①図形の枠線を消す
②図形に影をいれない

以上2点は、よりフラットなデザインを意識することが重要なため、

③多色使いをしない:多色使いだと目がチカチカしてしまうため
④ワイド(16:9)で作成:資料の投影先となる画面はワイドサイズが主流のため
⑤全文ボールドにしない:全文太字にすると、本当に大事なポイントが伝わりづらくなり、文章の推敲不足を疑われるため

◇おわりに

パワーポイントの図形は、立体感のあるものの方がよいのではと思われがちですが、デザイントレンド含め、よりフラットなものの方が見やすく伝わりやすくなります。そういったことを意識することで、より資料の質が上がるとのことですので、是非取り入れていきたいですね。

アタラには、こうした一見地道な工夫をし続け、自身を高めようとする仲間がいます。こちらの投稿をきっかけに、少しでも興味を持って頂けたら幸いです。

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※この記事の情報、著者所属、肩書等は公開日当時のものです。

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