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運用型広告レポート作成支援システム「glu(グルー)」を通して私たちがお手伝いできること

※本記事は2018年に運用型広告レポート作成支援システム「glu(グルー)」サイトのコラムに掲載したものを加筆、アップデートしたものです。

アタラの鹿毛です。gluを担当して約4年になります。様々な規模やニーズ、課題や要件をお持ちのお客様とglu導入のお話をすすめてまいりました。

私たちがgluを通してお手伝いできることや、提供できる価値について、改めてコラムとしてまとめてみたいと思います。


gluを導入することのメリットと解決できる課題

glu導入のお話の際にお持ちする資料は、代理店・広告主など運用者や運用組織の課題列挙から始まっています。

こういった課題を解決するために作られたのがgluです。次の①②③④⑤に費やされている時間や人手を限りなく0に近づけ、こういった業務に関連するコストやリスクを減じて生産性を高めることを目的としてgluは設計されています。そして、多くの広告代理店さま、事業主さま、メディアさまにご活用いただいております。

① 社外向け、社内向け定形レポート業務
運用型広告の業務には必ず定形レポート業務がついて回る。これが非常に作業時間とリソースを要する業務であり、作業者にとっては「ツラい」仕事であり、マネジメントにとっては業務の「生産性が上がらない」「トラブルの発生源」である。

② それに関わる人為的ミス
人間が作成している限り、一定の割合でミスが発生し、事前に気がつけばレポートの作り直しで済むが、客先や経営陣への提出後にミスが発覚すると大きな問題に発展する。レポートの種類や量が多いため、こういったミスは少なくない頻度で発生し、それが業務上の信用や企業の体力を奪っていく

③ 洞察を得るため、レポートするための広告媒体管理画面ログインの手間
運用型広告は、管理画面上で状況把握、洞察、改善アクションを行うことができるが、俯瞰するために管理画面にログインし、csv出力、Excelで表組みやグラフ化する工程が発生する。管理する広告媒体や機能は増え続けており、各管理画面にログインすること、ログイン後この作業を繰り返す負荷はより大きなものになっている。

④ 作りたいレポートを自動生成できず、結局人手が掛かる

  • 運用している広告メディアをできる限り全て自動レポート化したい

  • レポート毎にディメンションや指標、異なる階層の合算レポートを自由に簡単に設定したい

  • 複数CVポイントに対応し、それぞれCVRやCPA、ROASなどを表示したい

  • レポートの出し先に応じてExcel、Spreadsheet、BIツール、データストレージなどを使い分けたい

  • 複数の代理店に分けて業務委託しているレポートを統合、一元化、自動化したい

といったことを期待してレポーティングツールを導入したが、使い始めて初めてツールの柔軟性の差、機能差に気づく

⑤ 広告媒体側のAPI仕様変更や機能追加への対応
広告プラットフォームでは絶えずAPI仕様変更や機能追加が行われており、これに追従するためのリソース捻出やコスト負担は地味ながら、無視できないものがある。


こういった面倒で地味、ただしノウハウを要するものをglu側にまるっとアウトソースすることで、広告のレポーティング・モニタリング~ビジネスデータとの統合やビジュアライズ業務の生産性を上げることができます

gluを活用いただいているお客さま、事例

gluは広告代理店、事業会社、メディア会社など、運用型広告をご利用の多くの会社で導入活用されています。また広告運用規模も数アカウントから数千アカウントまで、さまざまな規模でご活用いただいています。運用型広告には、必ずレポーティングとモニタリングが付いて回りますので、これらに多大なリソースや人材コストが掛かっているようであれば、gluを導入するメリットはあるはずです。

glu導入の理由としては

  • 広告のレポーティング・モニタリング業務時間の削減、自動化による人的コストの削減と高度化のためにリソース捻出のため

  • 最新APIへの追従、広告データの自動収集、収集したデータの編集や中間加工、最適な形でのアウトプット生成など、広告データの収集エンジンとしての活用

の2つが挙げられます。

また、市場の背景としては

  • 運用型広告や自社サイト、ソーシャルの事業主自身での運用(インハウス運用)

  • その場で視点や集計軸を変えながら洞察を得るためのBIツール活用によるダッシュボード構築

  • 広告/マーケティング領域と、ビジネス/ファイナンス領域の統合モニタリング、部署や役職をまたいだ共有

があり、運用型広告業務の生産性向上だけにとどまらず、得られた洞察をバリューチェーン全体の施策に反映させ、意思決定の精度向上と迅速化を進めていきたい、という意図があると感じます。


gluの価値の本質

gluの価値をシンプルに定義すれば、以下の3点に集約されます。

  • 運用型広告に付いて回るレポーティング・モニタリング業務の自動化・効率化

  • 広告/マーケティング/ビジネス活動の高度化に必要なリソースの捻出

  • 多様多彩なインプットデータ・中間加工・アウトプットデータへの対応追従

その本質は、これら含むマーケティング活動におけるデジタル取り組みについて回る、業務の生産性向上と、それにより確保される人的リソースを投じたクオリティの引き上げを支援することです。

機械が得意なことと人間が得意なことを分け、機械が得意なことはgluで、人間は人間が得意なことに注力することが、成果やモチベーションの向上につながると考えております。

株式会社電通発表の「2020年 日本の広告費」によれば、運用型広告は前年比109.7%で伸長し、インターネット広告媒体費全体の82.9%となったとレポートされており、現在の広告やマーケティング取り組みにおいて、この部分に対する戦略やエグゼキューションは避けて通れるものではありません。この業務に付随する生産性や業務効率の改善は、残業時間の圧縮や離職率の改善、働き方改革にもつながっています。人材の採用難や人件費圧縮の視点においても、現場サイドの課題でありつつ、マネジメント、経営サイドが正面から取り組むべきテーマであると考えております。

gluの特徴

●社外向けレポート、社内向けレポートの自動化
gluは主に社外のクライアント向けレポートの自動生成ツールとして使われています。一方で、社内会議での部署別予実管理、業種別レポート、経営向けのレポート、マネージャー会議用レポート、請求書作成ツールとの連動など、社内向けにも活用されています。

社内外問わず、会議体や目的ごとにダイスをセット、定形レポートを自動生成し、手作業のレポート業務を0に近づけることで、業務合理化と人為的ミスの撲滅を両立させていきます。

●レポートフォーマットの自由度の高さ、既存レポートの自動化置き換えの推進による業務効率改善
Excelで表現できるあらゆる図表フォーマットに対応できるため、社内外で活用されているExcelレポートをそのまま自動生成することが可能です(ツールに業務を合わせるのではなく、業務にツールを合わせることが可能)。

また、ダイスによる自由な切り口の設定と保存、権限設定ができるため、レポートごとのディメンションと指標の設定、閲覧と共有メンバーの設定、ExcelやSpreadsheet、接続するBIツールに合わせたアウトプット設定ができ、運用型広告周りのレポーティングとモニタリング業務の圧倒的合理化を実現します。

●対応する広告媒体の数とAPIの仕様変更への対応
アタラメンバーの約半数がエンジニアであり、市場やお客さまのご要望、仕様変更に応え続ける開発リソースを持っております。ビジネスメンバーの多くはGoogle、Facebookなどの広告媒体や、運用型広告に長けた代理店での豊富な運用経験、そしてデータビジネスの経験を有しており、運用現場の理解や最新の情報、各媒体やダッシュボードベンダーのキーマンとのパイプラインを持っております

※ビジネスメンバーのブログ

gluのこれから

  • レポート作業に関してまだまだ手作業での対応をメインにされているケース

  • ツールを導入しているがさまざまな制約から自動化が進まず手作業での補完作業を要しているケース

  • 自社で広告運用しているわけではないが、広告データの集計や分析共有が必要なケース…

お客さまとの対話を通して、gluが役に立ちそうな局面はまだまだ多いと感じています。

各広告プラットフォームのAPI仕様変更や機能追加もいまだ頻繁にありますし、運用型広告に付いて回るレポーティングとモニタリングおよび

  • データ収集

  • データ整理

  • データ配信

に掛かる工数は減る見込みは無さそうです。

同時に、現場の方々の残業時間圧縮やよりよい働き方を整えるため、また経営視点でも採用難、人件費圧縮、生産性向上といった課題解決のために自動化を検討すべきと考えます。


gluはこれら広告運用時に必ず付いて回る諸問題を解決するべく、地味な改善と機能の更新を続けております。大規模から小規模まで、代理店から事業主、メディアまで、アウトプットの形もExcelやSpreadsheet、TableauやデータポータルなどのBIツール、ストレージに蓄積して分析を回していく取り組みまで、さまざまなケースに対応し、お役に立てる機能とサポート体制を取り揃えております。

また、特にトレーニングやご利用開始後のサポートや定着支援、ご要望への対応に力を入れており、利用者への価値提供とともに利用者とともに成長していく姿勢を大事にしています。

運用型広告周りのデータやレポート、モニタリング、ビジネス領域との統合、生産性の改善など、まずはざっくばらんにお話できたらと考えております。

お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです!

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※本記事の内容、所属等は公開日時点のものです。

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