全国での勤務を可能にするATARA(あったら)いい働き方制度を開始しました
こんにちは。アタラ合同会社CEOの杉原剛です。
新型コロナウィルス感染症が蔓延し、リモートワーク体制を取る企業がこれまでになく増えました。通勤など移動時間が減り、業務に充てることができ、効率や生産性向上につながった組織も多いかと思います。
アタラではコロナよりもだいぶ前の2009年の創業時から、リモートワークを実践しています。
横浜本社、東京本社などにオフィススペースは保有しつつも、自宅、サテライトオフィス、カフェ、帰省先などはオフィスと同じ「場所の一つ」と位置付け、コアタイムなしのフレックスタイム制を採用。基本的にはいつでもどこでも仕事できるよう、それを社員メンバーが実現しやすいよう、環境構築を支援してきました。
こういう働き方を10年以上前から実践してきた背景としては、以前私が所属していたGoogle社で「Work from Home」制度があり、とても効率的で生産性が高いと感じたことがきっかけです。直感的に「この働き方はいいな」と思う点が多々あり、起業した折には必ずこのような環境にしようと思いました。
起業して、メンバーが増えていく中、リモートワークを実践するのはほぼ私のみ。当初メンバーたちは遠巻きに見ていた感じでしたが、一人また一人と実践し始めました。
ただ、単に「リモートワーク」と片付けるのではなく、なぜそうすべきなのかを考えたのが2012年頃だったと記憶しています。経営陣で話し合った結果、「それぞれのライフステージやライフスタイルに合った働き方を提唱し実践する」のがアタラの働き方である、と定義しました。こう定義したことで、なぜリモートワークなのか、私自身も改めて納得することができました。メンバーも恐らくそうで、リモートワークを実践しやすくなったのではないかと思います。
ライフステージ型はこれまでも多くのメンバーがとってきた形です。例えば小さなお子さんがいる家庭だと、どうしても突発的な病気や学校のことなど不測の事態が起きやすい時期です。私などは今後親の介護の必要性も出てくるでしょう。でも、そんなときでも仕事は続けたい。であれば時間や場所の制約はなくし、メンバー間でカバーし合うカルチャーも大事だと思います。
ライフスタイル型はまだ少なめですが、私のように早朝は釣りをしたいという人もいますし、アタラでは副業も可能なので、副業先とバランスをとりつつ仕事をしたいという人もいます。今後も多様な働き方が言われる中、アタラの制度の中で自分らしい働き方を工夫しデザインしていく人が出てくるでしょう。
ただ、こういった取り組みはしながらも、アタラではこれまで首都圏在住の方を中心に人材採用をしてきました。この度、アタラの働き方をアップデートし、全国どこに在住していても働けるように改良しました。「それぞれのライフステージやライフスタイルに合った働き方を提唱し実践する」に、より選択肢ができ、メンバー一人一人が活躍するための支援も充実しました。
今後もアタラでは、働き方においても「あったらいいな」を拡充し、メンバーの成長に寄り添った仕事環境やカルチャーを作っていきたいと思います。
ATARA(あったら)いい働き方概要
居住地の自由
アタラでは2009年の創業時からフルフレックスで、時間も勤務場所にとらわれない柔軟性の高い働き方を提唱・実践してきましたが、居住地はオフィスのある東京に出勤しやすい関東圏に集中していました。今回の変更で、居住地は日本全国どこでも自由となります
従来通り、各個人が業務の内容に合わせてオフィス勤務/リモート勤務を自由に選択できます
自宅リモート環境整備に対する補助
リモート環境の整備はオフィスと同水準の働きやすさを実現するため会社が以下の補助を行います
オフィスへの交通費は月間10万円までサポートします
希望者にはオフィスと同等の大型モニター、ワークチェアを自宅に送付します
リモートワーク手当として1万円/月を支給します
東京本社オフィス、サテライトオフィスの充実
東京本社には防音対策の個室ブース(1名用、2名用)を追加配備します
新型コロナウイルス感染症対策として2年前から複数の外部サービスと契約し、首都圏主要駅でサテライトオフィスとして活用できるようにしてきましたが、社員ニーズをヒアリングしつつ、今後も新規サービスを追加していきます
懇親会費の補助
コミュニケーションの活性化を目的に、社員間で行われる懇親会に対して1名あたり5,000円まで補助します