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Cコマースによる購買行動の変化とは、やさしい?統計学入門、提案を受けてみて:ナレッジハイライト2023年7月号

はじめまして。押忍!
アタラ合同会社 マーケティングコンサルティングチームの小湾(こわん)です。

アタラでは、「アタラ道場」という勉強会を開催しています。この勉強会では、広告プラットフォームのアップデートについての共有や、昨今のマーケティングトレンドに留まらず、メンバーそれぞれの強みを活かしたナレッジの共有を、毎回一人のコンサルタントが「師範」となって持ち回りで行っています。

今回は、2023年7月に開催された勉強会の様子を皆さんにもシェアしたいと思います!

押忍!


Cコマースによる今後の購買行動の変化

Micoworks株式会社のご担当者様より「Cコマースによる今後の購買行動の変化」についてお話いただきました。

近年、消費者行動の変化により、購買プロセスが変容しているそうです。今回の道場では、Cコマースと消費者行動の実態についてご紹介いただきました。

Cコマースとは

「Cコマース」とは、カンバセーショナルコマース(Conversational Commerce/会話型コマース)の略称で、SNSのメッセージング機能やチャット機能で人またはチャットボットとリアルタイムで会話をしながら、商品やサービス購入の意思決定を行う購買プロセスのことを指します。
例えば、美容院の予約をInstagramのDMで行ったり、オークションサイトで出品者とコミュニケーションを行う購買方法がイメージしやすいと思います。

Cコマースのトレンド

Micoworks株式会社の調査によると、

  1. 全世代でオンライン購買が当たり前になり、

  2. 若年層を中心に、Cコマースはが生活に浸透、

  3. 手軽に購買できる利便性やパーソナライズされた情報提供にメリットを感じる声が多い

とのことでした。また、Cコマースに関連するテクノロジーも生成AIの登場と進化を背景に、新たなサービスが増加中とのことです。

私自身の購買体験としても、この2、3年でSNS上で情報収集から購入・予約を完結することが非常に多くなったので、自分事としてイメージしやすかったです。新しい購買のあり方として、今後も消費者とマーケター両方の観点でCコマースのトレンドを追い続けたいと思います

やさしい?統計学入門

この回は伊藤師範による「やさしい?統計学入門」でした。

平均について

収集したデータを分析する際によく使われる「平均値」に二つの落とし穴があるとのことでした。一つは分布の真ん中は平均値でいいのか、もう一つは真ん中だけでいいのかという点です。

平均は外れ値の影響を大きく受けるため、場合によってはデータのほとんどが平均以下になる可能性があります。分布の真ん中を知るためには、平均値以外にも中央値や最頻値を見る必要があるとのことでした。また、平均値が同じでもデータによってはバラつきを見てみることも重要な場面があるので、データの全体像を把握することを心掛ける必要があるとのことでした。

有意差について

データの差が本当に差があるのか、誤差の範囲ではないかを統計的に処理するのも重要だと伊藤さんは仰っていました。

広告運用やアクセス解析においても、クリック率やコンバージョン率といったABテストで得られた結果が「誤差なのか、偶然ではないのか」を検証することは重要なので、検定という手法について解説いただけたのは非常に勉強になりました。

提案を受けてみて思ったこと

この回は中川師範による「提案を受けてみて思ったこと」でした。

アタラではコンペ(ピッチ)に参加したり、提案させて頂く機会が非常に多いのですが、今回アタラが提案を受ける立場になり、その感想を共有する回でした

様々な提案資料をもとに、ブリーフィング内容との比較を行いながら、資料の構成や内容のポイントについて詳しく解説していただきました。さらに、提案までの準備からコミュニケーション、そしてクロージングまでの流れにおける各企業の印象について、中川さんの感想を交えて教えていただきました。

社外秘の内容が多くここでは詳しく共有できませんが、各社の提案資料やコミュニケーション方法から得られる教訓は多く、メモを取る手が追いつかないほどの充実した内容でした。特に、あるあるなミスやコミュニケーションの失敗については自分でも反省する点があったので、今後の業務に活かしていきたいと感じました。

おわりに

7月の道場は多角的な業務に活かせる内容が豊富で、下半期のスタートとして学びの多かったと個人的に思っています。

アタラにはこうしたナレッジを共有する機会が非常に多くあります。今回の投稿を通じて少しでも興味を持っていただけるとうれしいです。

押忍!

※この記事の情報、著者所属、肩書等は公開日当時のものです。

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