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広告レポート自動化を起点としたアタラの高度化支援について

アタラの鹿毛です。
 
広告運用は必ずレポーティングとモニタリングを伴います。多くの人的リソースが費やされ、また人的作業ゆえのミスも多発します。こうした課題を撲滅するために、業務効率化と高度化を進めるにあたって最初に取り組むべきことは「レポート自動化」です。
 
そして、ここ数年で「レポート自動化」と「その次の取り組み」を同時に進めよう、一気通貫で進めよう、連続的に進めようとする企業が増えています。

  •  レポーティングとモニタリングをもっと効率的に、合理的に進化させたい

  • 広告データと成果データ、ビジネスやオフラインデータを統合して、現状把握~未来予測まで、顧客理解~成果の引き上げまで、多面的に役立てたい

  • 広告を成果獲得のためだけの道具ではなく、そのプロセスで得られる示唆を蓄積、利用したい

  • 広告運用者、マネージメント、顧客向け、経営メンバーそれぞれで異なる視点や見るべきレポートを分類し、整えたい

  • 広告データを含むデータのビジュアライズや分析を進める際に必ず向き合うことになるAPI仕様変更や機能追加への追従、データの正規化や一元化の手間をアウトソースしたい

スムーズに、連続して、無理なく高度化を進めるには、レポート作業の自動化、省力化、合理化を起点としつつ、3ステップで取り組むのがスマートです。


フェーズⅠ. レポートデータの集約→Excelレポート自動生成

フェーズIは、レポートの自動生成です。この運用型広告のレポートデータ自動収集~自動レポート生成ができるのが、アタラが提供する「glu(グルー)」です。

gluの特徴は以下の通りです。

  • 国内最古参の自動レポーティングツールであり、多くの代理店や事業主からの要望を反映した、かゆいところに手が届く機能を持っている

  • Excelで表現できるあらゆる図表やデザインのレポートを自動生成可能、アカウントレベル+キャンペーンレベル+グループレベルといった異なる階層データを統合したレポートを自動作成できる

  • 国内トップクラスの広告媒体カバレッジ(約30媒体とAPI接続可能、API接続対応していない媒体もCSVフォーマットを通して取り込むことができる)

  • ドラッグ&ドロップ感覚で操作できるタグエディター(レポートのディメンション・指標の入れ替えや編集が誰でもできる、柔軟にできる)

  • レポートのガバナンス(クライアント毎、媒体毎、業種業態毎、部署毎など)を担うダイス機能(用途別に複数の異なる出力フォーマット、指標、レポート条件をセットできる)

  • 複数コンバージョン(CV)ポイント対応(例えばカタログ請求、試乗予約、商談予約など、それらCVポイントと紐付くCPAやCVR、ROASなどをレポートに反映)

  • 高度なExcelスキル(VBAやマクロ等)を必要としない操作体系(Excelに依存せず関数処理などをglu側で実施)

  • ディスプレイ広告のビジュアル(キャプチャー画像)を自動でレポートに反映可能

  • レポートAPI変更や機能追加のキャッチアップ、追従、開発体制、他の広告媒体と統合する際の正規化や一元化の手間をアタラ側で巻き取っている

  • 専任のサポートが付き、ご質問やご要望、トレーニングや説明依頼など、常時(営業時間内での)受け付けている

アタラでは、広告レポートの一元化、自動生成を進めると必ず直面するこれらの課題に対して、多くの利用者からの声や長い取り組みのなかで一つ一つ対応を進めてまいりました。
 
今後も広告運用業務に必ずついて回る課題解決を強力にサポート、開発対応を進め、広告運用者の業務効率化や省力化を支えてまいります。

フェーズⅡ. Excelをダッシュボードに置き換える

Looker Studio(旧・Googleデータポータル)やTableau、Datoramaなど、マーケティングデータをダッシュボード上で可視化する取り組みが広がっています。私どもにも、レポート自動化とダッシュボード化を同時にサポートしてもらいたいといった、ダッシュボードでの出力を前提にgluのご相談が入るケースが増えています。
 
逆に、ダッシュボードで広告レポートを見るメリットってなに?と問われるケースも少なくありません。運用型広告レポートをダッシュボード化するメリットを挙げてみましょう。

  • gluと組み合わせて使うことで、Excelやスプレッドシートのレポートを作る手間を省ける

  • ある切り口で固定してみる場合はExcelやスプレッドシートで問題ないが、見たい範囲や期間、階層をどんどん移動させて見ていく場合は不向き。ダッシュボードは画面上で期間や階層など視点を変えると、連動してチャートやグラフが変動するようになっており、その場で視点を移動させながら、必要なチャート・グラフを確認することができる

  • 必要なメンバーへのダッシュボード共有が簡単にでき、メンバーごとに見るべきダッシュボードを作り分けることができる。前日までの運用実績が翌日にはダッシュボード化されており、可視化のリードタイムと手間を圧縮できる

これらダッシュボード化のメリットによって、成果とコストの関係、各媒体やキャンペーン、グループや広告毎のパフォーマンス、年別月別日別比較などをその場で深掘り⇔俯瞰することができ、意思決定や次のアクションまでの時間と手間を削減、広告運用判断の精度頻度を高めることができます。

その結果、広告運用PDCAサイクルについて回る手間と時間を圧縮しつつ、成果を上げやすくできるのです。

逆に、ダッシュボード化にあたっての注意点もあります。

  • ダッシュボードの契約費用と手間(外注するとしたらその工賃)が掛かる。またダッシュボードに表示させるための「元データ」を作る際、広告の構造やAPI連携など広告に関する知見と技術を要する

  • ダッシュボードは各広告と成果をバラバラではなく統合的(一つの画面で比較できる状態で)に見ていく必要がある。そのためには、広告ごとに異なるデータの持ち方や指標階層などを統合一元化(アタラでは「正規化」と呼ぶ)しなければならない

  • 各広告媒体が頻繁にAPIの仕様変更や機能追加を行うため、これに追従開発する必要がある

この「正規化」と「API追従」は手間と技術を要します。そこで、「頻繁な対応が必要で、複雑なデータ下処理」部分は、アタラの運用型広告レポート作成支援システム「glu」にお任せいただき、利用者の皆様にはダッシュボード上での表現以降に専念いただく形がスマートなのでは、と考えています。

アタラでは運用型広告データ収集、整理、配信に関する「メンドウ」を吸収し、成果を上げつつ「ラクできる」形を提供しております。

フェーズⅢ. データ集約、高度なデータ利活用

ダッシュボード化の先に見据える取り組みとして、以下のようなものが挙げられます。

  • オンラインデータに加えて、ビジネスデータ、オフラインデータ、CRM等顧客データの統合、蓄積

  • 統合データをデータレイクやCDPに蓄積、現状把握や広告の評価に加えて「オンラインだけでは見えてこないON/OFF統合モニタリング、分析」「データの解釈、打ち手の精度、頻度の引き上げ」「市場や顧客理解、未来予測」を実践するための基盤作り

  • ポストCookieを見据えたデータ利活用取り組み

いずれの場合も
データの自動取得
 →紐付け、正規化
 →活用方針に沿った元データの編集
 →用途目的に応じたファイル形式やボリュームでの出力、
  各ツールやストレージへの共有
が付いて回ります。

アタラでは「glu」チームに加えて「BIシステム導入支援」チーム、「運用型広告最適化」チームが連係して課題解決に向けサポートしており、広告を軸としたマーケティング課題や高度化に対して伴走型インハウス支援やトレーニングを提供、自立支援を行っております。

gluは検収(gluご利用のお客様とアタラ双方で定義した初期導入ゴールに達していると認定すること)した月に初期費用ご請求、翌月より月額費用のご請求となるので、検収まではお客様側の費用負担無く導入の検討を進めることが可能です。

アタラは、運用型広告に関わる業務負担軽減や自動化高度化の事例やサポート実績を多く持っています。gluご利用のお客様は、広告代理店~広告サービス提供者~事業主まで、また、数アカウントの運用~数千アカウントの統合管理まで、多岐にわたっており、さまざまな要件に対応できます。

まずは対話から、ぜひお気軽に問い合わせいただければと思います。
また、広告レポート自動化を起点としたアタラの高度化支援についてまとめたeBooksもご用意していますので、ぜひご活用ください。


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  • 広告レポートのExcel作成に時間がかかっており自動化したい

  • 広告とコンバージョンデータの突合に時間がかかりミスが発生している

  • もっとたくさんの媒体を扱いたいが、レポーティングが大変

  • クライアントからレポート提出を早めるように言われている

  • BIツールを使った広告ダッシュボードを作りたい

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※本記事の内容、所属等は公開日時点のものです。

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