【アタラメンバーに聞く】尖ったアタラメンバー、人生の転機になった一冊を教えて!〜サポート/バックオフィス編〜
こんにちは。アタラのマーケティングチームです。
“職人集団”と呼ばれることの多い、アタラメンバー。“職人”と呼ばれるからには、そんな人生の方向性を決めた“何かきっかけ”があるのではないか……。
そう考えた私たちは、人生の転機になった本、その一冊をメンバーに聞いてみました。
結果、さまざまなジャンルのいろんな本が登場。今回は、アタラのお客様を支えるサポートメンバー、アタラを支えるバックオフィスメンバーの「人生の転機になった一冊」をご紹介します。
未知のもの・新しいものへの夢や希望を持ち続ける今につながる『大草原の小さな家』
松澤 明子(テクニカルコーディネーター)の人生の転機になった一冊
いつ:中学校
きっかけ: 先輩・上司の推薦
エピソード:はっきりとした記憶はないですが、この書籍に出会ったのは学校の図書館で司書の方からすすめられたのかもしれません。
行ったことも見たこともないアメリカの大草原や開拓者の生活ぶりに心を奪われました。物語に出てくる料理やお菓子のレシピ本も購入し、夢中で作ってみたりもしました。感銘を受けた点:大自然の圧倒的な強さに翻弄されながらも、くじけずに前を向き、未知の土地が待っている西を向き、再び日々の素朴で丁寧な生活を送り始める一家に感銘を受けました。 一度ならず何度も住み慣れた土地・家を捨て、新たな土地へと旅立っていく一家の姿にわくわくしましたし、限られた状況下でも、そこにあるもので工夫しつつ生活するローラの父と母には影響を受けました。
どんな人に読んでほしいか:子ども向けの本ですが、自然と一緒の暮らしを愛する人や異なる時代の庶民の暮らしぶりに関心がある人にもおすすめです。
役立っていること:私の仕事は、広告プラットフォーム(=抗いがたい大自然!?)の仕様変更に日々翻弄される宿命を持った 「glu」 のサポートです。
突然降りかかる変更に、衝撃を受け、愕然とするときも度々あります。
一方で、プラットフォームや広告業界を取り巻く状況が凄い勢いで新しいものを産み出してきたことに対して、わくわくするときもあります。
私はこの『大草原の小さな家』シリーズに出会えたから、自分自身もインガルス一家(アメリカの開拓者)のように、未知のもの・新しいものへの夢や希望を持ち続けていられるのだと思います。
一家と同じように辛いことがあっても、再び前を向いて(西を向いて)進んで行こうという勇気をもらえた本でした。
1870年代の北アメリカ、開拓時代を力強く生きるインガルス一家の物語の登場です。私も夢中で何度も読み返したことを思い出しました。あるもので幸せに生きる、厳しいときも前に進む。開拓時代も現代のデジタルマーケティング業界でも人間の営みの根底に流れるものは同じなのかもしれません。
専門的な知識がなくてもイメージはできるものだ『「相対性理論」を楽しむ本 よくわかるアインシュタインの不思議な世界』
石和田寛(テクニカルコーディネーター)の人生の転機になった一冊
いつ:中学校
きっかけ: 友人の推薦
エピソード:(なし)
感銘を受けた点:専門的な知識を持っていなくても、イメージとして認識はできるものだと感じました。
どんな人に読んでほしいか:SF映画好きな方に
役立っていること:特にありません。
「相対性理論」と聞いただけでもう難しそうと尻込みしてしまいますが…。専門知識がなくても「イメージ」することはできるというコメントに、難しいことがらもイメージして深堀りするという学びへの第一歩がまずは重要なのではないかと感じさせられました。
デジタルマーケで活躍する方々の思考回路を理解できる『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』
長尾梨紗(テクニカルコーディネーター)の人生の転機になった一冊
いつ:30代
きっかけ: 先輩・上司の推薦
エピソード:メールマーケティングを始める時にその時の上司にすすめられた一冊です。メールマーケティングを含む、デジタルマーケティングに初めて携わることになり、何から始めたらよいのか迷っていたので、指南書になりました。
感銘を受けた点:この一冊でためになる書籍情報を得ることができました。
本書に『リスティング広告 プロの思考回路』が紹介されていたことを、アタラへ入社した後に知り、少し運命を感じました。どんな人に読んでほしいか:デジタルマーケに関心がある人
役立っていること:デジタルマーケで活躍する方々の思考回路を理解できます。
デジタルマーケティングに関心がある人、さらにこの4月にデジタルマーケティングに携わることになった皆さんにもおすすめの一冊ですね!
ちなみに、この本で紹介されていたという『リスティング広告 プロの思考回路』(角川アスキー総合研究所)はこちらです。
純粋に心に浮かぶ“Why?”を考える『To Kill a Mockingbird』
勝間田麻理(総務・経理・人事マネージャー)の人生の転機になった一冊
いつ:中学校
きっかけ:その他
エピソード:アメリカの中学校時代の課題図書でした。少しずつクラスで読み進めながら感想を述べあい、最後には映画も見た覚えがあります。
感銘を受けた点:一言でいうと「人種差別」についての重たく難しい内容でしたが、小学生低学年の視線で語られていたので、その純粋な”Why?”について考えさせられる部分が多かったように思います。
それまでも小学校の頃からアメリカでは「差別」についてよく話題になりましたが、なぜその話題がでてくるのか意味も分からなかったのですが、この本からはアメリカの文化から切っても切り離せない部分がここなのかと子どもながらに感じました。
ただ読み終わっても”Why?”は続いていましたが。
大人になるにつれ、”Why"と思うより、心の中で「そういうものだ、仕方がない」と考えるようになってしまいました。しかし、本棚でこの本のタイトルをみると、あの頃の”Why?”があふれていた頃を思い出すと同時に、映画の映像も浮かびます。どんな人に読んでほしいか:結局中高生になるのかなと。さすが推薦図書(笑)
役立っていること:業務に直接ということはないですが、あまりいろいろなフィルターをかけずに物事を見るということでしょうか。できていない時も多々ありますが、今回改めてそれが自分の中では大事だなと思えました。
邦題『アラバマ物語』で知られる1962年制作の映画の原作で、ピューリッツア賞を受賞したアメリカのベストセラー作品です。
大人になると失いがちな純粋な“Why?”の気持ち。そして未だに続く人種差別の問題。コメントにも考えさせれられるポイントが盛りだくさんですが、日本では翻訳書もなかなか手に入らなさそうです。まずは映画を見てみたくなりました。
“置かれた場所で咲く”とはどういうこと?『置かれた場所で咲きなさい』
上原麻由子(人事・労務担当アドミニストレーター)の人生の転機になった一冊
いつ:30代
きっかけ: その他
エピソード:(なし)
感銘を受けた点:この本の題名を、ことあるごとに思い出します。置かれた環境や境遇に不満を募らせたりするのではなく、どんな状況でも前向きに自分らしくいられるようになりたいと思うようになりました。
どんな人に読んでほしいか:「自分は悪くない、周りが悪いんだ」「なんで自分ばかりこんな嫌な思いしなきゃいけないの」などと思っている方にはぜひ読んでいただきたいです。
役立っていること:状況がいい時も悪い時も自分自身を見失わずに、目の前の業務に向き合うこと。また、周りと自分を比べずに自分のできることをすること。この考えの根底にあるのが「置かれた場所で咲きなさい」です。
ノートルダム清心学園理事長でもあった修道女の渡辺和子さんが2017年に発表した“国民的大ベストセラー”とも言うべき一冊の登場です。置かれた場所で咲く、言葉で言えてもなかなか実践はそうかんたんではありません。コメントにあるとおり、業務に、そして日々の生活に向き合うときに、自らに言い聞かせたいものです。
今回もさまざまな“一冊”が並びました。「人生の転機になった一冊」、次回がとうとう最終回です。
※この記事の情報、著者所属、肩書等は公開日当時のものです。