
【BIニュース】Tableauユーザーに向けた無償学習プログラム「DATA Saber」参加者の募集開始
2022年8月31日、Tableauユーザーが有志で運営する、DATA Driven Culture推進プログラム「DATA Saber」(主催者:KT)は、DATA Saberへの参加者募集を開始したと発表しました。募集期間は2022年10月31日まで、200名の募集とのことです。
「DATA Saber」とは?

Data Saberとは、KT氏(@DATA_Saber)が主催するTableau人材養成プログラムです。Tableau社による提供ではなく、Tableauユーザーが有志で運営しているものです。
2015年、あるデータ推進企業によりデータ活用文化醸成を推進する人材養成プログラムとして始まり、2019年に一般公開されました。2022年8月現在の参加者は947名にのぼるとのこと。
3ヶ月間の期間集中型の学習プログラムで、ユーザーどうしが師弟となるのが特徴です。プログラムの最後には試験があり、合格すると認定資格の取得が可能です。
さらに今回の募集では、一般申込者と教育担当者の大型マッチング企画「DATA Saber Bridge」が試験的に開催されます。
DATA Saberの課題となっていた、“参加へのハードルの高さ”を緩和することで、新たなTableauユーザーの参入を目指しています。そのため、今回の募集はマッチングのためにDATA Saber Bridgeにまず応募することから始まります。
「DATA Saber Bridge」募集要項
募集人数:200名
参加費:無償
対象者:Tableauを用いたデータ分析に関心のある人
プログラム期間:2022年11月〜2023年1月の3ヶ月間
実施の目的:データ分析人材の育成、増加
■申し込みフォームはこちら
プログラムの概要
一般申込者(Apprentice)と教育担当者(DATA Saber)をマッチングし、Apprenticeは3ヶ月間、自分のDATA Saberから無償でトレーニングプログラムを受けることができます。このプロジェクトを通して、教育する側のDATA Saberはさらなるスキルアップをはかることができるとともに、Apprenticeは既に知見のある先輩DATA Saberから様々な知識と技術を学ぶことができます。
プログラム全体の流れは、大きく下記の3ステップです。
①学習課題の実施
Tableauの操作や効果的な使用方法、データ分析に関する正しい知識・スキルをつけるための学習をします。
DATA Saberからのトレーニングプログラムに加え、Tableau社作成のホワイトペーパーや資料等の紹介もあり、網羅的に学ぶことができます。
並行して、到達度確認のための実践形式のテスト課題を進めていきます。

②コミュニティへの発信活動
データ活用文化の推進リーダーとなるための実践として、組織内・組織外への発信を課題として行います。活動ごとに詳細にポイントが定められており、期間中に50ポイント獲得でクリアとなります。

③最終試験を経て認定資格の取得
上記①②の両方が完了すると、最終試験に進むことができます。内容は、集大成となる実践形式の技術試験と、DATA Saberからの口頭試問です。これらを突破するとDATA Saber認定資格を取得することができます。
今回の発表についてのコメント
現在、多くのクラウドサービスやBIシステムを提供する企業が認定資格制度を設けています。そのなかで、このDATA Saberの他とは異なる大きな特色は、以下の点です。
プログラムの卒業生が師匠役となるため、先輩ユーザーの実体験を交えた学習ができること
単なる使用方法の習熟に留まらず、「データ活用推進リーダー」としての組織内の展開活動や、そのためのノウハウも学習できること
「データ活用推進リーダー」としてのノウハウ習得のため、成果物の一般公開という気後れしがちな活動も課題として盛り込まれていること
プログラムの参加が、先輩DataSaberや受講生との交流などができるユーザーコミュニティ参加に直結していること
「見やすい集計グラフが作れる」といった作業手順を身につけるだけでなく、データ活用文化の醸成を目指すTableauならではのプログラムだと感じています。
ご興味のある方はオフィシャルサイトから詳細を確認してみてください。
そして、「Apprentice of DATA Saber(DATA Saber認定制度の試練を受けている者)」もいるATARAでは、Tableauやその他各種BIシステムの導入支援・活用支援を行っております。
Tableauのみならずデータ全般のお困りごとを抱えていらっしゃる皆様は、上記のサイトもご覧いただき、お気軽にお問い合わせください!
