運用型広告に使えるGoogle データポータルのレポートサンプル紹介(月別実績編)
広告運用者がBIシステムを導入し、広告パフォーマンスを管理するニーズが高まってきている中、Google データポータル(旧:Googleデータスタジオ)はGoogle 広告を運用する上では相性がよく、無料ではじめられる利点もあり、注目が集まっています。
しかしながら、運用者にとってはGoogle 広告以外のパフォーマンスも閲覧したいとなると、各自でデータを収集する必要があり、データソースの管理工数が増加するため、gluのようなデータ収集システムを利用して効率化することを推奨しています。
本コラムでは、Google データポータルで作成するレポートを種類・視点別に紹介します。
今回ご紹介するGoogle データポータルのレポートテンプレートの種類は、[月別実績]です。
※本記事は、運用型広告レポート作成支援システム「glu(グルー)」サイトに2020年10月26日に掲載されたものです。
媒体別実績レポートイメージ
早速ですが下図は、Google データポータルで作成した媒体別実績のレポートイメージです。どのように作成したのか、工程を紹介していきます。
※Google データポータルリンクで閲覧できます
レポート作成に必要な機能とグラフの種類
下記は、レポート作成に必要な機能とグラフの種類です。※テキスト部分をクリックすると、各機能の説明ページにリンクします。
作成方法とデータソース
レポート完成までのGoogle データポータルの具体的な手順を、動画形式でまとめました。
データソースは、以下のスプレッドシートを利用しています。
上記データソースは、運用型広告レポート作成支援システムであるgluからGoogleスプレッドシートに出力された広告データです。gluの外部出力連携オプションを利用することで、Googleスプレッドシート上の広告データを自動で更新できるため、手動でのデータソース更新が不要となります。
想定利用イメージ
本レポートは、過去のトレンドから繁閑期の変化率を確認し、将来の広告予算や施策などを検討するために利用することを想定しています。その後、Googleデータポータルの他のレポートテンプレートや広告管理画面などを利用して、詳細な要因分析を行い、施策を考えていきます。以下は本レポートの想定利用イメージです。
直近13ヶ月などの月別推移の確認
月別のコストとコンバージョン数の推移では、繁忙期閑散期を確認し、振り返りや将来の見立てをします。Interactions機能を設定しているため、特定の年月を指定することで、他の表がフィルタリングされます。
月別媒体別投資対効果の散布図
いくらの予算を投下した際に、どの程度のコンバージョン単価で、どの程度コンバージョン数を獲得できるのかを確認します。
媒体別数値、年月別数値
媒体別数値、年月別数値の表は、1または2のグラフを確認した後に、必要に応じて、各指標の具体的な数値を確認するために使用します。例えば、2020年2月のコンバージョン数が大きく増加しているのは、どの媒体が貢献しているのかなどです。
本記事でご紹介した媒体別実績以外にも、媒体別実績のレポート作成方法もご紹介しています。
gluを利用することで、Googleスプレッドシートに広告データを自動で出力することが可能です。そのスプレッドシートをデータソースとして接続することで、Google データポータルで作成したレポートの自動更新が可能になります。媒体別実績以外にも、クリエイティブレポートなど定期的に利用するレポートを作成することで自動化、業務効率化が可能となります。
レポート作成など自動化できる部分は自動化してしまい、本来注力していくべき多角的な分析や施策立案などに時間を割いていきましょう。
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