アタラってどんな人が働いてるの?② データイノベーションコンサルタントチーム マネージャー 寺本 桂さん
※本記事の内容、所属等は公開日時点のものです。
こんにちは。アタラのマーケティングチームです。「ATARA(新)しいもの」、「ATARA(新)しいアイデア」、「ATARA(あったら)いいな」を実現するをMissionに掲げるアタラには、このMissionを共有しつつも、それぞれに尖ったスキルを持った個性的なメンバーが多数在籍しています。
「アタラにどんなイメージを持っていますか?」とたずねると、よく「職人集団のイメージ」というお言葉をいただきます。この”職人たちのごった煮感”こそが、アタラらしさと言えるかもしれません。
では、実際にどんな人が働いているのか?という疑問にお答えすべく、マーケティングチームではメンバーにインタビューをしてみました!
今回は、BIシステム導入支援を主に担当するチームのマネージャーを務める、コンサルタントの寺本桂さんに突撃です。
※当インタビューの内容、所属、肩書等は公開当時のものです。
お客様のため、仲間のために効率化を
寺本さんは、システムエンジニア、WEB広告運用者を経て、2019年にアタラに参画。さらにその年のうちに業務に必要な資格も取得し、Domo認定ビジネスコンサルタント、及びテクニカルコンサルタントとして活躍中です。
前職では「圧縮係」と称して、自チームはもちろん他チームの業務効率化をしていたという寺本さん。「効率・合理性を追求しつつ、質の高いソリューションを」を心にお客様の課題解決に向きあう、その思いを聞いてみました。
ー今日はよろしくお願いします。Unyoo.jpの寺本さんの記事、運用者に役立つ、便利なExcel周りの豆知識集、愛用しております!
寺本:それはそれはありがとうございます!
ー“Excelづかい”ということは、やはりもともとデータを扱う仕事でキャリアを積んでこられたのでしょうか?
寺本:実は、文学部出身のシステムエンジニアとして社会人をスタートしました。「パソコンが扱えるようになったら困らないだろう」と考えて、システムエンジニアになったんです。結果、基本的なITの知識を習得することができました。
一方で人見知りをしない性格から、話す仕事の機会をいただくことが多かったんです。それがきっかけで、Web広告コンサルタントにキャリアチェンジしました。
ーなるほど、「話す」からのコンサルタントへのキャリアチェンジ! Web広告ということは、本格的に大量データを扱うキャリアのスタートですね。
寺本:そうですね。Web広告コンサルタント時代から、データを効率よく可視化するにはどうしたらいいのかということをずっと考えていました。
というのも、データに関わる仕事ではデータを手動でダウンロードし、Excelで集計してグラフを作るという作業を、同じように何度も繰り返すことが多くなりがちです。そこで何とか作業時間を圧縮して、お客様のために考える時間を増やせないものかと思っていました。
加えて、広告代理店やWebマーケティング分野で働く方というのは、長時間にわたって労働せざるを得ない状況が多々あります。仲間を早く家に帰らせてあげたいという思いもありました。
ー確かに、Webマーケティング分野の方々はとにかくお忙しい、という印象しかありません…。お客様のために、仲間のために、の効率化。とてもステキです!
BIシステム導入支援で課題解決を目指す
ーでは、今、のお話をお伺いしたいと思います。今、アタラで担当している業務について教えていただけますか?
寺本:主に、ビジネスユーザーにも使いやすい「Domo」を始めとした様々なBIシステムの導入支援をしています。
アタラではデジタルトランスフォーメーションの支援として、BIシステム導入支援を行っています。その中でも、例えばDomoの導入支援をするには、ドーモ社の認定資格を取得しなければなりません。
認定資格には、ビジネスコンサルタントとテクニカルコンサルタントの2つがあり、どちらかを取得すれば業務に就くことができます。私は入社した2019年に2つとも取得しました。
現在(2021年10月)、Domoに関わるアタラのコンサルタントは10名以上いますが、私を含め全員どちらかの資格を取得済みです。導入支援をするコンサルタントの知識や経験が、これほど豊富な企業はあまりないと思います!
―みなさんテレワークでそれぞれに働いているなか、チームで何かまとまって活動することはありますか?
寺本:社内ではそれぞれのお客様の課題と解決策を共有したり、Domo以外のダッシュボードシステムも日常的に研究したりしています。ナレッジをみんなで高めていこう!というチームワークができています。
―チームで知識や経験をより深め、広げていく……常に進化ですね! 寺本さんご自身が取り組んでいる案件には、どのようなものがありますか。
寺本:広告会社やフィットネス業界でアプリ運営をされているお客様などと、BIシステムを使ってマーケティング領域を可視化するお取り組みをさせていただいています。
―新しいシステムの導入支援となると、ゼロからのスタートになると思うのですが、実際にはどのようにスタートするのですか。
寺本:導入支援をするときは、まずはどこかのセクションで2、3ヶ月という期限を設け、期限内にテーマを絞ったダッシュボードを作り上げる、ということから始めます。
日中は、お客様からの質問に答えられるように、またトラブルシューティングの対応もするので、ご連絡が来ていないかというのは常にチェックしていますね。
このダッシュボードでお客様は経営判断ができるか?
―お客様からはどのような相談が多いですか。
寺本:そうですね、経営層の方から「社内のデータを十分に生かした経営ができているかという点に疑問がある。自分たちもデジタルトランスフォーメーションに踏み出さなければ、という思いはあるけれど、どうしたらいいだろうか」とお声がけをいただくことが多いです。
私たちは、単にデータをクラウドへ移管する支援をするだけではありません。ダッシュボードのデータを見て、経営判断ができるものになっているか。“アクショナブル”であるかどうかという視点でコンサルティングをさせていただいています。
―経営判断できるかどうか、という視点をもつには、お客様の企業について深く知っていなければならないかと思いますが、そのためにどんなことをされていますか。
寺本:顧客企業の経営層のビジョンをしっかり聞いてから、現場に臨みます。
まずは顧客企業の一つのセクション(部署)にフォーカスして、データ活用ができる体制の構築に取り組みます。そうやってできた体制を他のセクションにも展開して、最終的に全社のデジタルトランスフォーメーションの完遂を目指します。
―ダッシュボードを作るだけではなく、データをどう生かして経営に寄与するかというところまでコンサルティング……とても難易度が高そう(汗)と思ってしまったのですが、寺本さんが「難しい」と感じる点はありますか?
寺本:難しいのは、お客様の意識のシフトチェンジです。データというものは、見て満足していては活かされません。どんなビジョンのもとに、データから何を知り、どうアクションするか。そうやって初めてデータがビジネスに活きてきます。
―ただツールを導入するのではなく、意識変革まで担う役割なんですね。寺本さんが普段仕事を進めるうえで、特に意識していることはありますか。
寺本:顧客企業のビジョンとデジタルトランスフォーメーション・プロジェクトの方向性が合致しているかという点は、常に意識するようにしています。これまでに私が積んできた経験よりも、こうしたプロジェクトの進行では数段高い視点がコンサルタントへ求められているなと、日々緊張を感じるところでもあります。
技術よりも大切な「本当に必要なもの」をくみ取る力
―お客様に喜んでいただいたエピソードを教えてください。
寺本: 例えば、Domoの導入を検討されているお客様向けに、PoC(Proof of Concept、概念実証)といって、スモールテストとして大体5個から10個のカード(ダッシュボード上に表示するグラフ)を作成し、導入判断をしていただくこともあります。
そんな中、テストの規模を大きくしたほうがお客様にとって判断しやすいだろうと、私の判断で50個のカードを作成したケースがありました。たくさんのカードに接して理解を深められたお客様からは、好評のうちに受注、お取り組みを進めていただくことができました。
―50個ですか! すごい! 数があったからこそ、しっかり導入後をイメージしていただくことができたんですね。さて最後に、寺本さんが仕事で一番重要だと考えていることは何ですか。
寺本:技術も一定は必要ですが、何よりも重要なのは、お客様の話を聞いて本当に求めているものをくみ取れるか、インサイトを探れるかどうかという点です。そのために、物事の本質を見極められるだけの知見と、多角的な視点を持つことを心がけています。
―今後はどのようにスキルアップしていきたいと考えていますか。
寺本:引き続きクライアントの個別課題解決を支援していくことに加え、アタラがチームとして提供できるナレッジを、あらゆる形でアウトプットしていくこともチャレンジしたいと思っています。
オンラインセミナーや、Domo認定コンサルタント向けのトレーニング資材提供なども取り組み始めています。業界あるいはツールを問わず、データの利活用に役立つソリューションが提供できるコンサルタントを目指します。
ー寺本さんの記事はもちろん、登壇姿が見られるのを楽しみにしております! 今日はありがとうございました。
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