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運用型広告に使えるGoogle データポータルのレポートサンプル紹介(キーワード別実績編)

広告運用者がBIシステムを導入し、広告パフォーマンスを管理するニーズが高まってきている中、Google データポータル(旧:Googleデータスタジオ)はGoogle 広告を運用する上では相性がよく、無料ではじめられる利点もあり、注目が集まっています。

しかしながら、運用者にとってはGoogle 広告以外のパフォーマンスも閲覧したいとなると、各自でデータを収集する必要があり、データソースの管理工数が増加するため、gluのようなデータ収集システムを利用して効率化することを推奨しています。

本コラムでは、Google データポータルで作成するレポートを種類・視点別に紹介します。

今回ご紹介するGoogle データポータルのレポートテンプレートの種類は、[キーワード別実績]です。

※本記事は、運用型広告レポート作成支援システム「glu(グルー)」サイトに2020年11月16日に掲載されたものです。

キーワード別実績レポートイメージ

早速ですが下図は、Google データポータルで作成したキーワード別実績のレポートイメージです。どのように作成したのか、工程を紹介していきます。

※Google データポータルリンクで閲覧できます

レポート作成に必要な機能とグラフの種類

下記は、レポート作成に必要な機能とグラフの種類です。※テキスト部分をクリックすると、各機能の説明ページにリンクします。

作成方法とデータソース

レポート完成までのGoogle データポータルの具体的な手順を、動画形式でまとめました。

データソースは、以下のスプレッドシートを利用しています。

上記データソースは、運用型広告レポート作成支援システムであるgluからGoogleスプレッドシートに出力された広告データです。gluの外部出力連携オプションを利用することで、Googleスプレッドシート上の広告データを自動で更新できるため、手動でのデータソース更新が不要です。

想定利用イメージ

本レポートは、コンバージョンに繋がっているキーワードや、費用対効果の低いキーワードを、媒体を横断した状態で確認する事ができ、入札調整やキーワードの停止・除外などの施策に繋げることを想定しています。

費用対効果の良いキーワードの入札価格の引き上げ
キーワードの表は、コンバージョン数が多い順で並んでいるため、コンバージョンキーワードが確認しやすくなっています。コンバージョンを多く獲得できているキーワードや、コンバージョンを獲得できていてもCPAが高いキーワードを確認し、入札調整などを行います。

費用対効果が芳しくないキーワードの入札引き下げ、停止の検討
コンバージョンが0件かつコストを多く使用しているキーワードを確認します。一定以上コストを使用してもコンバージョンが獲得できていない場合、キーワードの停止や除外などを検討します。

マッチタイプ別数値の確認
マッチタイプごとの数値を確認し、費用対効果やコンバージョン数などを確認します。費用対効果の良いマッチタイプは、コンバージョンを獲得しているキーワードの内容も確認し、必要に応じて追加を検討します。一方、費用対効果の悪いマッチタイプも、該当するキーワードを確認して、必要に応じてキーワードの停止を検討します。

今回紹介したサンプル以外にも、クリエイティブレポートなど定期的に利用するレポートを作成することで自動化、業務効率化が可能です。

gluを利用することで、Googleスプレッドシートに広告データを自動で出力することが可能です。そのスプレッドシートをデータソースとして接続することで、Google データポータルで作成したレポートの自動更新が可能になります。媒体別実績以外にも、クリエイティブレポートなど定期的に利用するレポートを作成することで自動化、業務効率化が可能です。

レポート作成など自動化できる部分は自動化してしまい、本来注力していくべき多角的な分析や施策立案などに時間を割いていきましょう。


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